日本最古の神社建築の一つである神明造と、江戸時代初期に出現した比較的新しい神社建築である権現造が混合する社殿となっています。
拝殿と幣殿は平成の御大典行事※3で銅葺屋根葺き替えの大改修工事を行いました。 それから30年余り経ち、現在は緑青の色が荘厳さとはまた違った雰囲気を醸し出しています。
※1、千木(ちぎ)…神明造の特徴で屋根の両端の木がクロスしたの。古代、屋根を建造する際に木材2本を交叉させて結びつけ、先端を切り揃えずにそのままにした名残と見られる。
※2、鰹木(かつおぎ)…同じく神明造の特徴で、屋根の上に棟に直角になるように何本か平行して並べた部材(当社は5本)。形が鰹節に似ていることからこの名が付いた。
※3、御大典行事(おたいてんぎょうじ)…天皇陛下ご即位を記念した行事。今上天皇が即位し、平成の御代になったのを記念して全国の神社で大々的に行われた。